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成績を伸ばすために点検すべきこと

成績を伸ばすために点検すべきこと


こんにちは。

 

タイトルの「成績を伸ばすために・・・」についてですが、

成績が下降しやすい要素について点検していただければという視点でお話します。
先にお断りしておきますが、本日ネガティブな話が多いです。
そして長めです。

この逆をやれば「上がりやすい」ということですので、参考になるところがあれば幸いです。

 


①前学年までの内容理解・習熟度が低い

中3で「2次関数」という単元をやるとき、中2の「1次関数」が分かっていない場合はそこから戻っての復習になります。
中2の1次関数を理解するためには、中1の比例・反比例の考え方が分かっていないといけません。
前学年の復習が入る分、時間が非常にかかります。

現学年の内容を終える前に時間切れとなり定期テスト突入となるケースもあります。
(少し復習すると思いだし、今の内容に入れるお子様ももちろんいます。)

この前、とある中1生に「比例・反比例」よくできているね。と褒めたのですが、
「小6でやっていますからね。」と返してくれました。
同じ中1生でも初めて習ったかのように苦労しているお子様がいる中、嬉しかったですね。


中1の「比例・反比例」、実は小6でもやっているんですよね。
この時、理解してしまっているお子様は中1の比例・反比例では苦労しないんですよ。


中1、1学期の数学は計算分野だけですから、
ここの得点が低かった場合は中学の前段階に穴があります。


つまり小学校の分数・小数の計算から怪しいです。
今、復習して身につけなければ、今後の数学でずっと苦労します。
というかわからないまま授業が進み続け、テストで浮上することはないでしょう。

多くの塾は現学年のカリキュラムを行います。
当塾も原則はそうですが、例外的に戻って復習を選択するお子様もいます。

 

前学年の復習が必要なお子様でそれを保護者様が納得し、了承してくれれば、
復習した方が本当は良いです。

今の学年の学習をさせたい気持ちは分かります。
でも、その前段階のお子様もいます。
その場合のおススメは1対2までの個別指導塾です。

1対3だと、私も経験ありますが、かなり大変です。
その教室のエースか教室長でないと対応難しいです。
なおかつ、同時間のメンバーはあまり手がかからないお子様限定ですかね。
(それは保護者様からはわからないのですが)

 

②「欠席が多い」「振替が多い」

こちらも伸びづらいです。
通う曜日が決まっているのに、欠席すると学習リズムが崩れます。

課題の量も次の授業日までの分となるので、日数が短くなる等。
どうしてもタイトスケジュールとなり、提示する課題量が減ります。
確認テストのスケジュールも飛びます。
単純に休んだ分は振替授業をすれば良いという訳ではないのです。

 

③学習時間の不足

最終的にはこれがほぼ全てになりますね。

(残念な例)

「明日の自習室は何時からですか?と聞いてくる生徒」
⇒配布したスケジュール表に書いている&ホワイトボードにも書いてある。

⇒なぜか聞いたのに予定の時間に来ない

質より量より、なんだかんだで、やっぱり量です。

自習室でなくても、やれるならお家でも全然良いですよ。

 

④身についていない

学習時間や量が確保されていても伸びないケースも実はあります。
これは学習の仕方が「作業になってしまっている」ケースです。

漢字練習・単語練習はとりあえず10回書いて満足
⇒ 実際に書けるかチェックしない。

一度間違えた問題をできるまで繰り返していない。

間違えた問題を解説を見ただけで理解した気(勉強した気)になり、
解説を見ずに「自力でできるまで」やらない。

 

 


⑤宿題等を忘れる子

塾に来ても成績が上がらない(または、変わらない子)に多い要素として、
忘れ物が挙げられます。

「確認テストの練習をしてこない」
「宿題を忘れる」
「忘れ物が多い」
基本は宿題があるはずです。
私がこれまで勤めていた塾では宿題がないところはありません。

だから「宿題を忘れました。」ということ自体が不思議です。
次の授業まで2、3日あって宿題がないわけないじゃない。


「宿題を忘れました。」は言い換えると

「宿題があるのは覚えているが、時間が無くて(やる気が無くて/具合が悪くて/そのほか・・・・やっていません。」
じゃないかなと思います。

 

そして、生徒が宿題をやってこなかった時の対応も塾によって様々です。

「次、やって来てね~。」程度で終わりの塾。
その日に「終わるまで」強制的に残す塾。
かなり怒る塾。
退塾にする塾。(続いていて改善が見られない場合)

 

私自身はどれも経験していて、どの対応でもできます。

 

何が良いか悪いかは置いておきますが。

 

当塾は「その日に残ってやっていく」というスタイルを取っています。

怒ってもお互いに嫌な気持ちになるので、基本は「残ってやっていってね。」というだけです。

「次やって来てね」だと、やらない子は毎回やらなくなるのも経験済みなので。

また、次回忘れたら、残すよ。
と一度は警告を出しておきます。
そして2回目は本当に残します。
「結局、残さないじゃん。」となると良くないので。

ただし、中学生の後ろの時間帯は19:40~21:40です。
残すと帰りの時間を含めて遠めの子は22:00を越えてしまいます。
最終コマの生徒は翌日に提出か、写真メールで送ってもらっています。

 

怒らないと言っても、度が過ぎると怒る場合もあります。

「壁に落書きをした」
「嘘をつく」
「カンニングをする」
「毎回宿題を忘れる」
「宿題の答えを丸写しする」
「指摘したことに逆切れする」
「指定した補習に連絡なしで来ない」

とかです。

誤解してほしくないのですが、
今、こういう生徒がいるということではありません。
これまでの例ということで話しています。

 

⑥集中力の欠如

あ、まだありました。

授業中ボーっとしているアレですね。
視線を見ているとわかるのですが、テキストやノートを見るのではなく、
なぜか自分の手や指を見て、手遊びを始める子
(授業中なんですが・・・)

視線が明後日の方向をずっと、向いている子。
私が「またかぁ・・・。」と思いながら
その子の方を10数秒見つめていて、
ようやく「あっ!」と気付く・・・

 

これも、勉強の前段階なので、厳しいですね。
まずは集中力をつけることからですが、学校の勉強も上の空ではないかと・・・。

 

細かいことも含めると、きっとまだまだありますが、
長くなったのでこの辺で。

 

これからも、これらの課題に向き合っていきます。

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