今日はいつもとちょっと違った視点から書いてみようと思います。
なぜ勉強しなければならないのかを伝える
保護者の方が経験している日常生活や仕事のことに置き換えて「勉強していて良かった。」
と思えることをぜひ、子どもたちに伝えてください。
各教科のお子様への伝え方の例をご紹介します。
国語
これから先も、日本語は一生使うよね。
社会に出てマニュアルの漢字が「読めない」「意味がわからない」と恥をかくし困るよ~。
会議の席で、筋道立てて話せる人と、ちょっと何を言っているのかわからない人ではどちらが評価されやすいかな?
算数・数学
難しい問題をたくさん解いてきたから、難しい仕事にぶつかっても投げ出さずに、いろいろ考えて答えを見つけられるようになったよ。
そうしていくうちに、どんどん難しい仕事を任されるようになったよ。暗算の練習をしておくと、スーパーで買い物するときに、「全部でだいたい5,000円だな。」とわかるので、「〇〇円以内で買わなきゃ。」という時も安心して買い物ができるよ。
理科
身の回りにはいっぱい不思議なことがある。
理科を勉強すると不思議なことがどうして起こるのかわかるようになってくるよ。
例えば星空を眺めながら、「あれがオリオン座だね。」と教えます。
「どうして冬にしか見れないのかな?」という風に質問をお子様に投げかけてあげることも学習になります。
社会
世界地理を学習すると、世の中は広いこともわかるよね。
自分たちが生きている地域だけ知っていても、視野が広がらないよね。
日本にもまだまだ、知らない地域もある。
ニュースなどで世の中のことを知っておくと就職するときも就きたい仕事につきやすくなるよ。
英語
英語を使う国の友達も作りやすくなるし、海外旅行や留学する場合も役に立つよね。
外国人に話しかけて言いたい内容が伝わったら、ちょっと嬉しくない?
漠然と「将来のため」と言われてわかる子もいますが、もっと具体的に伝えることが必要かもしれません。
私が授業中に言うこともそんなにすごいことは言っていません。
勉強しておくと
「将来の進学・職業選択の幅が広がる。」
「給料が高くなる可能性が増える。」
「より高いレベルの学校に行くと同級生も、より頑張ってきた人の確率が高くなる。」
などです。
「テストに出る。入試がある。」という動機づけのみでは通用しなくなってきていると感じます。
保護者のみなさまも「なぜ勉強しなければならないかの伝え方」を今一度、考えてみてはいかがでしょうか。