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令和3年公立高校入試出題範囲の変更

 

高校入試出題範囲変更!!

令和3年度公立高校入試における出題範囲について

 

ご覧の通り、大幅な削除となりました。

努めて冷静に書こうと思います。

理科・社会・数学は中3範囲が半分になったといっても良いでしょう。
いや、秋から冬にかけて受験直前期に進度を取りながら、相似以降の図形の融合問題を解いていく経験がなければ、実際の負荷のかかり方は3分の1以下ですね。

上位生にとっては、かなり楽ではないでしょうか。
と一瞬、思いますよね。
これで緩んでしまうと、上位校はかえって大変かもしれません。
範囲が狭くなった分、近年稀にみる熾烈な得点争い、激戦になると思われます。

3ヶ月の休校であれば理論上は4分の3は出せるはず・・・。
そっちの方が生徒にとって良かったと正直思います。

 

授業数の減少以上に試験範囲が削除されています。
こんなに削除する意味があったのか?
そして、こんなに削除するなら、何のために夏休みを削っているの?

 

秋から受験直前にやるべき単元を学習しながら、受験に必要な学習もするという経験ができないのはマイナスと言わざるを得ません。

あと、これって道外を受ける子(越境受験)は各都道府県単位で入試範囲が異なりますよね。

最初から全国統一で範囲を決めれば、良かったのでは?
それならその世代だけはある意味公平です。
先の話ですが大学入試は全国大会ですからね。

ちなみに現在の当塾、中3進度はというと

英語
受験生全員が入試から除外された関係代名詞まで全終了。
中学校で習う単元の付加疑問文・間接疑問文のみ7月中に終了。
⇒ほぼ中3単元が終了しています。
今後の授業はじっくり長文読解と復習にあてます。

理科
イオン及び生命の連続性まで全終了。

『運動とエネルギー』の「力学的エネルギー」
『地球と宇宙』
『自然と人間』
が削除されるので、すでに入試範囲の大部分が終了しています。

残っているのはほんの少しですね。
天体カット?!
大幅な削除です。

理科は難易度がかなり上がる可能性がありますので、
応用系・活用系問題を多く取り組ませます。

数学
以前のブログでいちばん早い生徒は相似に入っていますとお伝えしました。
試験範囲が2次関数までですから、この子はすでに終わっていることに・・・。

そして、図形分野は中2までで終了ということか・・・。
うーむ。

数学は特に個人差がありますので、
当塾も全員が速く進んでいるわけではなく、
進度がゆっくり目の生徒もいます。
それでも
『相似な図形』
『円周角の定理』
『三平方の定理』
『標本調査』
全てカットはやりすぎではないでしょうか?
せめて相似と円周角くらいまでは残り期間を考えても、
充分に出せたのではないでしょうか。

非常に残念です。

・東京都は北海道でカットされた天体・相似・円周角は出題されます。
・他の県では削除なし・入試範囲に変更なしもかなりあります。

社会
公民のうち、『私たちと経済』・『私たちと国際社会の諸課題』がカット。

受験に向けた戦略として英語・数学・理科を先行させていました。

社会は基本自分たちでやってもらっていました。
ですので、塾では先取りをしていません。
生徒たちは主に歴史までを復習しています。

公民にすら入っていませんが、試験範囲が政治分野だけということになりましたので、
じっくり授業で扱うことにします。
地理・歴史も復習したほうが良いでしょうね。

しかし、
特に東西南北・旭ヶ丘・国際情報などの進学校は高校受験に受かるだけが目的ではありません。
当塾では入試の範囲から除外されているところも中学校で習う単元は全て実施します。

ご安心ください。

本日から中3と小6の夏期特別学習会です。

将来コロ〇世代と言われないためにも、すべての単元をがんばりましょう!

今年はいろいろ仕方ないのかもしれませんね。

私は目の前の生徒一人一人をなんとかするのが仕事ですので、
一生懸命やるだけです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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