学習法の点検を①
ブログでも授業でも何度も話している話題です。
でも、毎年ブログをご覧になっている方は変わっていきます。
過去の記事を遡ってまでして見ていかなければ、
今回が初めてだという方もいらっしゃいます。
そして、同じような内容であったとしても、
そのお子様にタイムリーな内容かどうかでも響き方も変わると思うんですよね。
過去に書いた内容からアップデートされている部分もあると思いますし。
ということで、『学習法』について、久しぶりに書こうと思います。
考え方自体はシンプルですが、なかなか実行が難しいことでもあります。
今回は学習時間をある程度確保しているんだけれど、
道コンや学テなどでの成績があまり伸びてきていないお子様・保護者様向けかなぁと思います。
もうひと伸びも、ふた伸びもさせたいご家庭への参考になれば・・・
「伸び悩んでいる訳ですから、出来ていないところをできるようにする」これが基本です。
ふだんの学習法で悪いところを改善させていくという視点で話していきますね。
親から見ても、机には向かっているし、テキストやワークのページも進んでいる。
確かに「勉強をしているような感じには見える。でも結果が・・・・」
この問題解決の手がかりに少しでもなれば良いのですが。
第一にお子様の学習への意識です。
「テキストのページを進めること=勉強だと思っている」お子様は伸びづらいです。
「テキストを進める=作業になっている」状態ではせっかく、時間を費やして問題を解いても成績は上向きません。
この作業というのが厄介で本人は勉強をしていると思っている(実際に勉強はしている)のですが、あまり、身についていきません。
もう少しわかりやすく言うと
Aさん「問題を解いた。〇×をつけた。おしまい。」⇒×
Bさん「問題を解いた。〇×をつけた。解説を見たが理解していないかもしれない。おしまい。」⇒△×
この状態までを私は作業と言っています。
Cさん「 問題を解いた。〇×をつけた。解説を見て理解した。」⇒△
Dさん「 Cさん + 解説を見ずに自力で最後まで解けた。」⇒〇
Eさん「 Dさん + さらに参考書で調べたことをノートにまとめた。」⇒〇〇
Fさん「 Eさん + 注意点をノートに青字で書いた。ミスした問題をその場でノートに3回解いた」⇒〇〇〇
Fさんの青字に注目してください。
過去に学年1位を取った子の中で、宿題ノートを見て私が驚いた学習法です。
私からは「ミス問を3回解こう。」とは指示を出していません。
間違えた問題が誰でもよくやる簡単な計算ミスであったことも強烈に印象に残っています。
自ら悔しくて3回解き直しているのです。
「それは学年1位を取るよね。」と思うのです。
成績が良いと言われる子は簡単な計算ミスを凡ミスで済ませていないということです。
青字で注意点も書いていました。
ふだんの学習から手を抜いていませんし、自ら工夫していますよね。
同じテキストの問題を解くのにも、ここまでの大きな差があるということです。
長くなったので一回ここで切り上げ、次回は第2部として明日更新します。
明日はさらっと書きます。
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