公立高入試まであと・・・
本日は中3生及び保護者の皆様向けの記事です。
公立高校入試まで20週となりました。
何日前というカウントの仕方は良くありますが、20週と聞くと、「近づいてきたな~。」という印象ですね。
最近の受験生を見ていると、私立高校を第1志望にするご家庭が毎年、一定の割合います。
第一志望の公立が厳しそうな場合でも、「第2志望が行きたい私立高校なので、公立は下げない」
というご家庭も増えています。
私は20年ほど前に埼玉県で5年くらい指導していました。
当時の埼玉の受験事情(傾向)をざっくり言うと、
①偏差値65以上のトップ高なら無条件で公立高を目指す。
②偏差値60~64くらいの準トップ高では格上の私立高校を単願で出して公立を受けないご家庭も出てくる。
(単願だと合格基準数値が緩くなる)
③私立は併願で抑えて、公立を例えば合格可能性50%でも強気で勝負する。
⇒結果が不合格でもチャレンジしたのだからと納得して私立高校に進学していきます。
大まかにこのような3タイプに分けられました。
地域の特徴として私立高校の面倒見や実績が良いので、
「何が何でも公立高校」というご家庭はそんなに多くはなかったです。
札幌も保護者の方と面談していると、「公立絶対主義の時代」(こんな言葉がある訳ではなく、造語ですが)
ではなくなっていると感じます。
ここ最近は「当時の埼玉のようだなぁ。」と感じているところです。
何を根拠に言っているのかというと、
一番わかりやすいのは、東西南北旭丘情報など上位校の高倍率です。
ボーダーライン近辺のお子様は正直、賭けで受けています。
当然お子様も、保護者様も倍率や模試などの合格可能性を見ています。
どれだけの人数が不合格になるのかというのもわかって受けているわけですよね。
「チャレンジして、もしもダメなら私立高校へ。」と覚悟を決め、
納得して受けているご家庭が増えています。
費用の面を除いて考えればですが、
私立高校が「単なる滑り止めの時代」から脱却し「積極的な選択肢となる時代」になったのは「高校間の競争」にもなります。
大変、喜ばしいことではないかなと思います。
上位校の偏差値や倍率が下がらないのは、だめでも「第2志望の」私立高校へと考えるご家庭が多くなっているからです。
さらに今後2~3年でも、ますます私立志向が加速するかと考えています。
それだけ、近年の私立の指導が手厚いことに加えて、施設・設備の面でも魅力的なのでしょう。
北海道もどんどん暑くなってきているので、クーラーの有無は大きな差かと思います。
子どもたちから聞いた話ですが、小中高(公立校)は、エアコンはほとんど設置されていないようです。
塾としては、毎年言っていますが、まだまだ、ここからでも伸ばしようがあります。
まだ20週間あります。
1週、1週テーマを決めて大切に。
そして1日1日を大切に過ごしましょう。
やれなかった1日を作らないようにしましょう。
冬休みに入る前までにどれだけできるかで、
冬の道コン結果や志望校が決まって来るのではないでしょうか。