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受験生と危機感と幻のボタン

受験生と危機感と幻のボタン

今、次年度のことをボチボチ考えています。

時間割とか使用テキストの事とかです。

昨日、塾は休みだったのですが、教材会社さんの展示会&入試セミナーに行ってきました。

 

テキストについて、来年度使用テキストのイメージがだいぶ沸いてきました。
特に英語に収穫あり。

 

ちなみに今年、小学生国語で使用したテキストを数えると、

レベル別になんと5種類ものテキストを使っていました。

個人ごとに対応するとこうなります。

さりげなく、きめ細かさをアピール。

 

もちろん、同じレベルのテキストで揃うこともあります。

というか、同学年はなるべく揃えたい。

なんか前も言っていた気が・・・。

 

 

 

塾業界ってこの時期は冬期講習以外に来年度の事を(たぶん)考えている時期です。

 

もう4か月後には公立高校の合格発表日(3月16日)ですからね。

入試が終わってから次年度を考えていては遅いんですよね。

 

さて、本題に。

今日は中3受験生向けです。

中3は学力Cも終わりました。

 

入試(3月3日)まではあと112日です!もう4ヶ月切っています。

合格する生徒ほど危機感(焦り)を感じるのが早いです。

そして行動(受験勉強)をしています。

 

受験生はこの時期、勉強以外の事(遊びたい・習い事をしたい・DVDを見たい)を我慢し、
勉強時間をできる限り捻出しているか。

来年の入試の事をしっかりイメージできているか、考えられているか、

言い換えれば遊びたい気持ちを抑えて精神的に大人になっているか

 

3月の合否はすべてこれにかかっていると言えます。

 

逆に学習以外の事に気を取られ過ぎている子たちは、
入試の結果は残念なものになるかもしれません。

 

同じようなレベルの子たちが同じ高校を受けます。

ボーダーライン近辺は特にそうです。

そこに、合・否という結果が生まれます。

当然のことですがそれまでの過程が結果になります。

 

過去問や模試などで普段取れていない点数を入試本番で取ることは確率的に難しいでしょう。

猛烈に追い込めばゼロとは言いませんよ。

でも、残り1か月で追い込める人って、きっとその前からやれますよね。

夏から「毎日4時間以上勉強する」、「土日は8時間以上勉強する」と決めた人が
9月になり、10月になり、11月になりました。

どうでしょうか?

一度は決めた自身の目標時間、学習できていますか?

今週やると決めた学習は順調に進んでいますか?

 

例えば、同じ高校を志望している生徒が2人いて、

模試の判定ではどちらも合格率50%だとします。

いわゆるボーダーライン(2回に1回の勝負)です。

ここで、合格する生徒と残念ながら不合格になってしまう生徒が出ます。

 

 

 

危機感(あせり)がない生徒は受験直前(直前の解釈はお任せします)に気づきます。
そして、こなしきれない分量であることに慌てます。

それでは遅すぎます。

 

あるいは試験当日に気づく子、

合格発表日に初めて危機感を持つような子もいます。

 

その時、きっと彼ら(彼女ら)はこのように思うのでしょうか。

「なんで、私は11月頃に真剣にやれなかったんだろう?」
「塾(家庭教師、学校)の先生とか親にはあんなに言われてきたけれど、

残りの4ヶ月間、受験勉強に向き合えなかったんだろう?」

「あの時に戻ってやり直したい。」

 

人って、なかなか変われない面があります。

 

ですが、変わるきっかけをつかんだ人は変われます。

変わる「きっかけ」や「やる気スイッチ」は人によって違います。

 

私はこのフレーズが好きではありません。

「やる気スイッチを押します。」

 

そんな魔法のようなボタンは存在しません。

 

そして、やる気が入った事を「やる気スイッチ」というのなら、

人に入れてもらったスイッチは長続きしません。

 

やる気スイッチは自分で入れるしかないのです。

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