≪学習法・前編≫
今日来た生徒たちの先週の学習時間をチェックしました。
3人ほど週間学習時間が50時間を越えていたので、
前回のブログでまとめた時よりも学習時間が増えていてよかったなと思っています。
(私から「やりなさい、やりなさい」と言っていないのがさらに良いポイントですね。)
そうです。
学習室アドバンスはお子様自らがやる気を出し実行する塾です。
私はコーチとして支援に徹します。
そしてようやく緊急事態宣言が解除されました。
北海道は学校の休校が独自に早くから始まっていました。2月末からです。
一度解除されましたが、なんと3カ月間も休校が続くという前代未聞の事態でした。
来週からようやく始まるということで、ほっとしています。
ただし、感染予防対策の油断はしません。
これまで通り「新しい生活様式」実施します。
そして、この間で学習時間の大きな開きが出たことでしょう。
学校開始までの残り1週間しっかり、準備しておきましょう。
苦手科目は前学年に戻って、しっかり復習しておくと良いですよ。
さて、今回のブログタイトルですが、学習法について前編・後編の2部でお届けします。
社会の点数が取れない生徒の多くは切実な顔で「覚えられないです。」と言ってきます。
~生徒と私のやりとりより~
私「教科書は何回読んだ?」
生徒「読んでいません。」
私「教科書を読まずにどう社会を勉強しようと思っているの?」
生徒「問題を解いて・・・・(割愛)」
私「おっ!問題を解くのはいいね。あとはその前に教科書を読んでおくと良いよ!」
そして、ただ読むと言っても「必要回数の認識」はとても大切です。
教科書を7回、8回読むことです。
多くの人が勘違いしていますが2、3回程度では足りません。
7回、8回繰り返せば、だいたい覚えられるはずです。
そこまでの意識を持ってやれるかというのがかなり大切であると思います。
2、3回で覚えられたら、誰もそんなに苦労はしません。
覚えられないと言っているお子様はたいていの場合
回数自体が足りていないことがほとんどです。
繰り返し読んだり、問題を解く事で、ようやく正答率が上がってくるのです。
ですが厄介な問題があります。
教科書を読まない生徒の主な理由は「面倒くさい」、「読んでもわからない」です。
教科書を読むことが苦手、あるいは面倒で読んですらいない。
極端なケースになると
「そもそも、教科書って読むものなんですか?」
と質問してくるお子様もいます。
「教科書を読んでも意味がわからないので、読む気がおきない。」
と、なるほど、言い分はわかります。
ですがこの場合、
「わからない言葉を全て調べましょう。」
当然、用語等を知っている子どもに比べて勉強時間はかかります。
生徒にとっては大変ですが、
一つ一つの用語(言葉)を時間をかけて、丁寧に調べて覚えることを始めなければいけません。
中1の学校教科書の読解で苦労しているお子様ははっきり言ってしまうと、
小学校からの国語力や社会・理科の用語など基礎的な部分の理解が不足していると言えます。
訳の分からない文章を読み進めても、勉強の効果は薄くなってしまいます。
文章(言葉)を理解しないで読んでいても当然、記憶に残りません。
時間の無駄となり、悲しいですよね。
結果、社会は(理科もですが)やっても覚えられないとなって、どんどんやらないという負のスパイラルに突入します。
後編へ続く。